〜フランス旅行1人旅編〜



←フランス旅編に戻る
←travel topに戻る

さぁ!憧れのフランスへレッツゴー♪……って、オイ???
波瀾の幕開け、1人旅編です……^^;

↓からお選びください♪(上に行けば行くほど新しいです)

■うるさい日本人


1つ駅が過ぎた頃。
あぁ!?反対かもしかして!!!
やっと気付きました。あほすぎです。
2つ目で電車を飛び降り、路線図や駅の案内図を見ながらダッシュです。
もう短距離走だか持久走だか分からない勢いで人々の間を駆け抜けます。
はむの身長は148cm。多分眼下を通り抜ける物体にフランスの方々は驚いたでしょう……
そんな事を気にする余裕もなく、はむの疾走(暴走?)は続きます。
ナシオン行きの電車を確認して乗り込みます。
時刻は約7時30分。モンパルナスまでどれくらいかかるのか。もしまた間違えたら本当に終りだよ!
スケッチブックを確認。
“降りたら『SORTIE』(出口)へ。
※たくさんあるけど『SNCF』か『GRNDE LINGE』から(TGVマークのある所)”
“地下鉄切符売り場に出たらやや前方の階段を降り、エスカレーターを乗り継いで一番上まで”
降りてすぐに行動しなければなりません。スケッチブックをしまってチケットの入った小さいバックを取り出します。
やきもきするはむの目にやっと『MONPARNASSE BIENVENUE』の文字。ここだぁ!
この駅はとてもでかいです。時刻は7:45。TGVは8:05出発!
あと20分です。迷ったらアウト!階段は駆け下り、エスカレーターは駆け上り、朝の駅でえらい騒がしいです。
地上は曇りらしくあまり光は入りませんが、かなり明るくほっとします。
改札を確認します。でも日本と違って区切りがないんです。誰でもホームまで行けてしまう。
違いに驚きながらもとにかく時間確認です。7:50。もしかしてまだ家にたんたんがいるかもしれません。
キヨスクらしきものもあります。テレカあるかも!
度数のなくなったテレカを売り場のおばさんに見せます。
はむ:「しるぶぷれ!」
おばさん:「※※だよ」
聞き取れないのでお金を適当に渡すとおばさんはお釣りをくれました。
慌てて電話をかけてみます。言い忘れてましたが電話のかけ方もちゃんとたんたんが教えてくれました。
………………やっぱり出かけてしまったようです。
あきらめて受話器を降ろします。
たんたん、頼むから捜索願は勘弁して!!
オレンジ色の刻印機に切符を通してカチっといえばオッケー……ってもうお分かりですね。
鳴りません。
もういい加減にしてくれ!とばかりに何度も乱暴に差したり引いたりしますが何ともいいません。
誰かに聞こうかな……でも何て聞けば良いかな?まぁいいや、ジェスチャーだ!
カチ。
なんでか鳴りました。これ以上フランス国民に迷惑かけるなって事でしょうか。
とにかくこれでオッケー。ホームに向かいます。駅員さんにチケットを見せて席近くの乗車口を確認します。
もう7:55。あわてていた為、スケッチブックを開きそこねてさらに慌てるはむに駅員さんも呆れ顔です。
乗車口近くまで案内してもらい、チケットの席の書いてある位置も教えてもらいます。
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
先に乗り込んだ人の後に続いてはむも乗り込みます。
と。あれ、なんか引っ張られる……
振り向くとカバンが乗車口に引っ掛かっています。すぐに外れましたが席に向かう扉は閉じてしまってます。
引き戸を引きます。……開きません。
もう一度体重をかけて引きます。……なんで開かないの!
どうしよう!後ろの人も迷惑そうですが、開かないものは開かないのです!慌てていると、ふと、ガラスごしに席から身を乗り出してる日本人のおじさんが、はむを見ながら手をグーにしてます。
どうやら扉の引き戸を掴んでるジェスチャー。
おじさんはそのまま手をくいっと水平にします。
くい。
ノブが倒れて扉が開きます。真横に引っ張っても開かないわけです。
おじさんにお礼を言わなくては。幸いおじさんは扉から4つ目の席。聞こえるはずです。
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
しまったぁぁぁ〜〜〜!!!
どう見てもおじさん、日本人です。やっぱり聞こえてしまったらしく家族の人も苦笑い。
慌てて席を確認しますが、どうやら逆の車両。2重に恥を掻いてそそくさとその車両を後にします。
ほんっとーに恥かしい……
日本人にすら日本の恥を晒してしまった。まぁでも過ぎたこと。早く席を探さなきゃ!
お兄さんの後に続いて車両の扉を抜けます……いや、抜けようとしました。
ばっちん!いったたたた!
泣きっ面に蜂とはこの事です。扉に荷物ごと挟まれてます!
後ろから来たお姉さんが扉を開けてくれました。
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
本当に恥かし過ぎです!早く席に座りたいよー!
急いで席を探します。

ちゃちゃちゃらら〜♪じゃじゃじゃんじゃん♪

誰かが音楽を聞いてるようです。席はあっちだな……

ちゃちゃちゃらら〜♪じゃじゃじゃんじゃん♪

もう少し先かぁ。あ、荷物当りそう。気をつけて進まなきゃね。

ちゃちゃちゃちゃちゃららら♪ちゃちゃちゃちゃちゃららら♪

ん……なんか聞き覚えが……

ちゃちゃちゃちゃちゃららら♪ちゃちゃちゃちゃちゃん♪

あ……!これは……!!
慌ててバッグを開きます。やはりはむの携帯です!

ちゃららら〜ん♪ちゃららら〜んちゃん♪

プリティウーマンです。
毎朝目覚ましの他に出勤時間に鳴るように設定していたやつが鳴り出していたのです!
時計ももちろん持っていたんですが、万が一に備えて携帯をフランス時間にあわせていたのが災いしました……
慌てて電源を切ります。そして注目されまくってます……顔から火が出るとはこの事。
はむ:「すいません、ほんと……」
もちろん日本語で謝りました。だって知らないし。
歩きながら携帯をしまったりした為席を通り過ぎてしまいました。
すごい迷惑かけながら道を戻り、やっとこ一息つきます。
新幹線が動き出しました。落ちついてから旅の道程を書き止めます。
ここに書いている内容とほぼ同じ内容ですね。
この時のスケッチブックを頼りにこの旅日記を書いています。
このまま乗っていけばレンヌです。やっとここまで来ました。
あとはたんたんが捜索願を出していなければ楽しい旅の始まりです!
レンヌまでは2時間強。ゆっくり車窓の景色を楽しむ事にしましょう。

▲TOPへ

■地下迷宮


ホームに行く前にスケッチブックを取り出して路線図前で旅程を確認します。

≪たんたん旅程表≫
06:30着
凱旋門終点。
地下鉄の6の『NATION』行きに乗る

ホームへ降りる所に行き先のプレートがあるので確認
07:00〜07:30までに
地下鉄に乗る。(ドアは手動なので他の人のマネをする)
11個目『MONPARNASSE BIENVENUE』到着
(大きな駅。シャルル・ド・ゴールから約20分)
車内ドア上に路線図あり。

降りたら『SORTIE』(出口)へ。

※たくさんあるけど『SNCF』か『GRNDE LINGE』から(TGVマークのある所)

地下鉄切符売り場に出たらやや前方の階段を降り、エスカレーターを乗り継いで一番上まで。
(地下鉄から国鉄(SMCF)建物内移動)国鉄(SNCF)はお店などの置くにある。
歩いて行くとすぐにホームに出るので『』マークを探す(案内所で)

係の人に切符を見せて何番線か聞く。※わかるのは出発の10〜20分前
時刻版で確認しても良い。*番線=QUAI
どこ行きか、停車駅はどこか再確認。
08:05発
(15分前に到着)
切符をオレンジ色の刻印機に通す。
車内に改札があるから、車掌さんに切符を見せる。
※レンヌが終点なのでゆっくりしててOK。
10:20着レンヌ

路線図を辿りながら気付いた事があります。
シャルル・ド・ゴール駅とナシオン駅はブルートレインを降りる『Chatelet Les Halles』駅を挟んで逆にあるのです。
つまりシャルル・ド・ゴールからよりも近いのです!これはかなり助かります!
電車の時間はまだです。なのでちょっとコースを整理してみましょう。

シャルル・ド・ゴール空港⇒(ブルートレイン)⇒『Chatelet Les Halles』駅
⇒(オレンジの6番線 ナシオン行き)⇒モンパルナス⇒(駅内移動・国鉄乗り場へ)
⇒TGV(新幹線)に乗り、終点のレンヌへ

時間の目安は7:30までにモンパルナスへの電車に乗ること。
本来ならもうシャルル・ド・ゴール広場に向かっている時間です。
かなりの時間をロスしてます。シャルル・ド・ゴールから向かうより近くなったとは言え油断できません。
新幹線に間に合なければレンヌに着けないのですから!
チケットを買い直すにしても、1万円分しか両替してないので足りないかもです。
やはりこの時間に間に合わせる事が重要です。
切符1枚買うのも一苦労なはむ。時間は多分間に合うのでしょうが、急ぐに越した事はなし。
着ました!青色の電車なので間違いないでしょう。電車に恐る恐る乗ります。
電車のドアは先に乗り込んだ人が開けてくれたのでそのまま乗ります。結構広い車内です。
最初は全然人気のない電車でしたが徐々に乗ってきます。
車内放送が時々流れますが、当然分かるはずもなし。
取敢えず駅名っぽいものを聞き取ろうとしましたがそれも無駄でした。
いつでも降りられる様に荷物を握り締めて電車の外を凝視します。
見えました!プレートに『Chatelet Les Halles』の字!
スケッチブックの字と確認して降ります。
オレンジ色の6番線……心の中で繰り返しつつ、駅構内を猛ダッシュ。
しかし、駅の隅はごみだらけの上、薄暗くて怖いです。だからと言ってそんな事にビビっている余裕もないのです。
案内所を発見!今度は部屋ではなくカウンターで、若いお姉さんがいます。
はむ:「えくすきゅーぜもあ!」
1枚目を見せ、2枚目です。ここでも『地下鉄を探す』の項目。

“O・peut-on trouver le m・tro?”
『地下鉄の駅はどこですか?』

はむ:「しゃるるどごーる!
お姉さんはあっちだ、と教えてくれました。やったー!これで迷わず行ける!

……聡い方ならもうお気づきでしょう。この時のはむは気付かなかったのです。さっきのコースの整理との矛盾に。
“シャルル・ド・ゴール駅とナシオン駅はブルートレインを降りる『Chatelet Les Halles』駅を挟んで逆”
そう、はむが行くべきは“ナシオン行きに乗ってモンパルナス”。
しかし、シャルル・ド・ゴールと言いつづけてたせいか、行き先がシャルル・ド・ゴールの先だと思い込んでいるのです……
やってきた電車に乗り込んでしまいます。
はむ、どうなる!

▲TOPへ

■フランスなんて怖くない


ウソです。怖いです。
憧れのフランスが一転、秘境と化してしまいました……
頼りのたんたんとも連絡が取れない今、気分は太平洋にイカダでGo!です……。ほとんど魔境。
しかし、ビビってばかりではいられないのです。折角ここまで来たのです。
なんとしても自力でレンヌ市まで辿りついてみせる……そう、たんたんが捜索願を出す前に!
空港で強制送還が初海外なんてむごすぎます……

ひとまず荷物担いで辺りを一周。しかしやっぱりカウンターらしきものも、案内所もないのです……
券売機らしきものもいじってみますがやはりさっぱり分からない……
やはり強制送還か、それともたんたんが迎えに来てくれるかなぁ……
ものすごく弱気になった時です。
第一村人(間違い)発見!!!
はむ:「えくすきゅーぜもあ!(すみません。多分奇声くらいにしか聞き取れないだろう……)」
おじさん:「※※※(なんですか?だろうな……)」
スケッチブックを片手に猛ダッシュしてくるはむに、おじさんは紳士な対応です。さすがフランスです。
1枚目を見せた後、『地下鉄を探す』のインデックスを捲ります。

“O・peut-on trouver le m・tro?”
『地下鉄の駅はどこですか?』

そしてすかさず「ぱり、ぱり!」連呼するはむ。冷静に考えるとあまりにも頭緩いです。
しかしこの時は必至。
おじさんは怪しむでもなくジェスチャーを混ぜながら教えてくれました。
「ここから乗れるよ、どこまで行くんだい?」
不思議なもので、言葉が欠片も分からなくても自然と相手の言いたい事は分かるのです。
いや、英語でしたがね?(あの6年間の英語教育は一体……)
しかし、こんなコミュニケーションをおじさんは超人的な理解力で分かってくれたのです!言葉の壁は厚くて薄いw
どうやらカウンターでチケットが売ってる、と言ってるようです。
しかも路線図まで連れて行ってくれて案内してくれます。
……なんと乗り換え有り(滝汗)
いえ、ありがたいです。なんと言ってもレンヌへの道が開けたのですから!行くしかない!
どうやら『ill de paris』という路線に乗ればいいようです。
ブルートレインに乗り、『Chatelet Les Halles(読み方は知らん…)』で乗り換え、シャルル・ド・ゴール行き(オレンジの6番線)に乗り、2つ目でシャルル・ド・ゴールに着ける模様。
その後はたんたん旅程表通りに進めば良いのです!
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
おじさん:「もしかして日本人?(と、英語で)」
はむ:「うぃ〜!(酔ってるのではない)」
おじさん:「(英語で)ぼくは日本が大好きなんだ!(日本語で)コンニーチィワ!コンニィーチワ!」
満面の笑みです。こんな所で日本好きなおじさんに会えるとはなんてラッキーなんでしょうw
しかし時計は無情にもそろそろ6時。ぼやぼやしている時間はないのです><
はむ:「めるしー!めるしー!」「゚))ペコ
おじさん:「サヨナラーサヨナラー!」
あんたら、言語逆。
しかも微妙に?お互い下手です。いや、おじさんの方が倍上手いが……
カウンターを教えてもらい、荷物を抱えて再ダッシュ。
カウンター、カウンター……どこ???
おじさん:「※※※!(ちょっと待って)」
後ろから大きな声でおじさんの呼び声。振り向くと『オーライ、オーライ』してます。
そのままバックします。アホな事にホントに後ろ歩きしてました^^;
おじさんが左へくいっと掌をむけます。くい。思わず同じように左を見ると……
ありました(汗)
まだ開店準備中としか見えない薄暗いガラス戸の向こうにお姉さんが座ってます。
ここかよ><
はむ:「めるしー!めるしー!ほんとにめるしー!」「゚))ペコ
もう何語やら(汗)
でも本当に助かりました!
おじさんに頭を下げて、カウンターへと飛び込みます。
しかし「しゃるる・ど・ごーる」と言っても全然聞き取ってくれません。
スケッチブックを広げて単語を指差すと、「Charles de Gaulle?」と訝しげに聞いてきたので
「うぃー!うぃー!」と必至にうなずくとやっとこチケットをくれました。
しかし……私も同じく言ったじゃん!!!
耳も日本人なはむ……
しかし、これでやっとこシャルル・ド・ゴールへの道が開けたのです!
フランスに行く前は散々『フランス人はフランス語を喋れない人に冷たい』と脅されましたが、そんな事なかったです。
やっぱり個人の資質なんでしょう。今でもおじさんの親身な親切心に感謝しています。
おじさん、本当にありがとう!!!

▲TOPへ

■ライフライン


まずたんたんに電話して、バスに乗れなかったことだけは伝えとかなきゃ!
丁度良く電話もあります。しかし朝の5時に……たんたん、すまん!
たんたん:「…もしもし?」
寝てましたね……。几帳面な彼女の寝ぼけ声などこんな時しか聞けないし。
なんて悠長な事してる場合ではないのです。
事情を手短に(当社比)説明します。
はむ:「電車で行くから〜。またなんかあったら電話するかも……」
たんたん:「うん〜わかった〜……」
良い人です。
旅行前にこんな時間にたたき起こされても文句もなしとは心大海原です。
こんな人を待たせては申し訳ないですね。急ぎましょう。
券売機らしき所に行ってみます。どこの国でも一緒のはずだし。
………………甘かった。
多分一緒なんですよ。でも字が読めないことがここまで響くとは……
勘で押して行けば地名がすぐ出るだろうと思ったのですよ。
でも出ない……
もしかしたらこれは違うのかな……?
辺りを見渡しても駅員さんすら見当たりません。
でもどこで時間を食うかも分からないのです(経験済み)。急がなくては……すまん!君しかいないんだ!
たんたん:「もしもし。はむちゃん?」
読んでます。っていうか最初の電話で『もしもし』と言ったという事は、
私から電話がくるという事があらかじめ読まれてましたね(汗)
切符の買い方が分からない事を告げると、それは券売機がないかもしれないから
カウンターに行って買うようにと指示を受けました。
カウンター!そこなら人がいます!笑われようが買えればオッケー。
早速カウンターを探します……
ないっすよ姐さん(汗)
何でかカウンターが見当たりません。どこにあるんだ!!
……ごめんなさい。
たんたん:「ない?う〜ん絶対あるはずだよ?」
はむ:「でも見当たらないよ。どうしよう!?」
はむ、既に半泣きです。その上どんどん減って行く度数……
カウントダウンにやたら弱いはむはパニック1歩手前です。
たんたん:「奥とかにないの?ちゃんと良く見て?」
はむ:「見たけどないよ〜!」
撤回。もうパニックでした。 人間。パニック起こすともうダメなのです。
はむ:「あ!もう度数が……!」
たんたん:「あのね、だったら」(プツ)
ツー。ツー。ツー。

………………“だったら”何?“だったら”なんなの〜〜〜???
続きシルブプレ!!!(お願いします)

心から頼りにしていた唯一のライフライン、テレフォンがタイムアップです……!
もうリタイヤ宣言して迎えに来てもらう事もできず、教えを請う事もできないのです……
どうすりゃいいのよ……
右も左も何て言うのか分からないフランスで……迷子?
嫌過ぎる……てかコワ過ぎる……!(滝涙)
って泣いても何とかなるものではないのです。
何とかせねば……!

▲TOPへ

■電車でGO!


時間になりました。
しかしバスは着ません……
バス停には大きく『7』。間違ってはいないようです。
まぁ海外では日本ほどかっちり時間通りに来ないという噂だしね。
10分ほど過ぎた頃、バスがやってきます。天は私を見捨ててなかった!
ここでまたスケッチブックの登場です。
1枚目を見せた後、なぜか軽く笑われますが、まぁいいとして、本題の2枚目です。

『Quel est l'autobus pour "Charles de Gaulle?"』
どのバスがシャルル・ド・ゴール行きですか?

黒人の運転手さんは微妙な顔です。しかもなんと「シャルル・ド・ゴールはここだ」と言ってるようです。
違ーーーーう!!!
確かにここはシャルル・ド・ゴール空港です。でも私が行きたいのは『シャルル・ド・ゴール広場』。
でもどうやって伝えたらいいのか……と、途方にくれてる間に方々からおじさん達がわらわら集まってきます。
違うのー!不審者じゃないの〜!!!広場に行きたいだけなんだー!!!
パニックです。とにかく外に行きたいんだと伝えなければはむ旅、ここで終りです!
はむ「しゃるるどごーる!しゃるるどごーるぅ!!」
……子供がいます。あらぬ方を指差しながら必至でこれを繰り返しました。(ほんとに実話)
黒人の運転手さん:「Paris?(パリ?)」
はむ:「うぃー!うぃー!(はい!はい!)」
なんとか通じた様です。そっかー、パリって言えばよかったのか〜。
運転手さんは乗れと言います。
なので乗ってみましたが、内心不安です。あれで本当に通じたのかもわからないし、何よりお金払ってないのです(汗)
シャトルバスってお金いらないのかな?それとも後払いなのか……
黒人の運転手さん:「ジャポネーゼ?(って聞こえた)」
はむ:「うぃ」
黒人の運転手さん:「はっはっは」
……この笑いは運転手さんの日本人像にぴったりだったのか、それともこういう事をした人が他にもいたのか……
後者だったらいいな。
着きました!(お金は払ったかどうか覚えてません)
黒人のおじさんにお礼を言いましょう。
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
う…っまた頭下げてしまいました。運転手さんは「はっはっは〜」と去って行きます。
乗っていたのは5分足らず。まだ空港内です。。。そして目の前には『M』のマーク。
これは……
降りて行くと案の定地下鉄です。
ここから乗る予定ではないのです。ヘンな所に行ったら大変です!
再び地上へ。
数分経つとまたバスが着ました。今度は白人の運転手さんです。さすが海外……
同じように見せつつ、今度は「ぱり、ぱり!」と言います。
白人の運転手さん:「この下に地下鉄があるよ(と、多分言ってた…)」
困りました。そうではないのです。パリ行きのバスに乗りたいのです。
はむの困り顔を見た運転手さんは、どうやら通じてないと思ったらしく
白人の運転手さん:「シュッシュッシュッシュ」
ジェスチャー付きです。しかもちょっと小刻みに遅いです。
電車のジェスチャーって世界共通なんだ……
おもしろすぎです。お茶目な運転手さんです。笑ったせいか緊張が幾分解けました。
もう乗るしかないでしょう!
はむ:「めるしー」「゚))ペコ
楽しい運転手さんにお礼を言って地下鉄へと乗り込みます。
ちなみにはむはキャリーケースではなく、なんか修学旅行でも行きそうなバックです。
たいして荷物は持っていませんが、重いのです。。。
何往復もすると辛いのですが、運転手さんのおかげで意気揚揚と行きます!
がんばりますえ〜!

▲TOPへ

■空港ハプニング再び


シャルル・ド・ゴール空港に到着です。フランスです!
しかし感慨に浸る間もなく、まずトイレです^^;
荷物を取るまでに結構時間がかかってしまい、かなりキてます。やばいです。
しかもトイレ大盛況(汗)並んでるのが太った背の高いおばさんばかりなのでなんか微妙に圧迫感のあるトイレです(笑)
やっと私の番です(すっごいほっとします)
さっきのおばさん達についていかなきゃいけないのでゆっくりは出来ません。
皆一旦パリに出るためにシャトルバスに乗るそうなのでその後をついていけばOK。
そうです。こんな予定だったのです。しかし予定は未定。人生一寸先は闇なのですよ。

誰もいねぇ!!!

手洗いもそこそこに(コラ)慌ててトイレを飛び出すと、ほんっとーに誰もいません。
早朝の空港です。本当にいないのです。
えぇ!?なんで???消えちゃったよ本当に!
第5共和主義の初代大統領の名前をもらったという偉大なシャルル・ド・ゴール空港で、はむこ、まさに一人旅……
いえ、しかしたんたん旅行代理店はこんな場合も想定してくれているのです!

≪たんたん旅程表≫
05:00〜05:30
エールフランスのカウンターで市内行きバス乗り場確認
(って行っても皆同じ方向だから付いて行けばいいよ)

そうだよそうだよ。案内所にいけば教えてくれるじゃん!
その時に言う言葉はすでにスケッチブックに書いてインデックスまで付けてもってきているんです!
小さい字だと眼の悪い人には見え辛いかもしれないからマジックで書いてきました!ばっちりです!
駆けずり回ってやっと見つけたエールフランスのカウンター。
まず1枚目を見せます。

“Je ne peuxparler le fran.ais, donc ecrivez ici, s'il vous plait”
『フランス語が喋れないのでココに書いてください』

……案内係は30代くらいのかっこいいフランス人のお兄さん。
しかし、なぜ笑う……?
お兄さん「あっはっはっは。あっはっはっは。あーっはっはっはっはっはっはっはっは」
エライよく笑います。爆笑です。泣きそうなイキオイです。
多分日本人ならお客さんがどんなトンチンカンな事しても耐えるのでしょうが、
お兄さんは快活によく笑います。ってか笑いすぎだろヲイ……
たっぷり20秒。が、突然ピタっと笑いを止め、説明をはじめます。
すごい変わりっぷりです。ビジネスモードです。
なんでかはむにはそれがツボなんですが、やはり説明してもらう側、笑うわけにはいきません。
どうやら7番線から出るようです。5:00くらいだったかな?
何はともあれ教えてくれた人にはお礼を言います。
「めるしー」「゚))ペコ
はぅあ!!!頭を下げてしまいました!!!
これか……これが日本人の性か!!!
どうもお礼を言うと思ったら自然に頭が下がるみたいです。
今まで気付かなかったクセでした^^;
お兄さんがまた笑い出さない内にさっさと行きます。
なんか恥掻いた気もするけど良し。バスに乗れればOKなのです!
シャルル・ド・ゴール空港からシャルル・ド・ゴール広場へ行き、地下鉄に乗ってモンパルナス駅へ行く。
国鉄に乗り換えてそこからはレンヌまで一直線♪
おぉ♪なんとかなりそうですw

……しかし、それさえ甘すぎる見通しだったのです…………

▲TOPへ

■14時間はむ的空の旅


搭乗手続きが始まる時間です。不安は取り除かれましたが、
弱音メールをたんたんに送ってしまった後なので、報告しとかなきゃいけません。
結局帰りもダッシュでロビーに戻り、たんたんに速攻メールをして搭乗手続きをしました。
隣は日本人の母娘。娘さんの方は私と同じ位か下くらいです。
なんとなくほっとしたのも束の間。
フランス人らしきスチュワーデスさん(フライトアテンダントさんだと長いのでスッチーで行きます)が
何か笑顔で言ってます。
スチュワーデスさん:「★※〇×▲♂?」
はい?
スチュワーデスさん:「★※〇×▲♂?」
……もしかしてフランス語?もしかしてエールフランスのスチュワーデスさんはフランス語???
痛過ぎです。試練はもう始まっていたのです。
とにかく何か答えなきゃならないわけですが、そもそも質問の意味がわかりません。
純日本人なはむはパニクリました。顔に困ったと書いたきり正直言って言葉が出ません。どーしよう!!
お隣のお姉さん:「飲み物はコーヒー、紅茶、オレンジジュースどれがいいですかって言ってるみたいですよ」
天使です。機内にも天使がいました!良かった〜(感涙)
はむこは(思いっきり日本語英語で)コーヒーを頼み、そして気付きました。
多分スチュワーデスのお姉さんはフランス人です。なんかそんな匂いがします。
でも、落ちついて聞いたら話していたのは英語でした(汗)
もちろん英語だとわかったところで答えられないのは同じですが。
やばいです。舞いあがりすぎです。日本人の恥を深めてくる確信がします。。。

しばらくすると明りが消されてしまいます。
そうだよね。14時間だもんね。おとなしく寝てよう。それが賢い選択だ。
………………………………………………
っていうか寒ぃ。上空は6月とはいえかなり寒いです。フランスはこの時季すごく暖かいと聞いていたので薄着のはむこ。
ぺらい毛布一枚じゃあ寒すぎです。しかも椅子がなぜかあまり倒れない。。。なんかつっかえてるような……
不審に思って座席の間から後ろを確認。するとそこには……!
おじさんでした。それもただのおじさんではありません。
テレビでしか見た事なかったような、縦も横もすっごいでかい白人のおじさんが、
はむこの後ろの席にきゅうきゅうに詰まってます。
どうやって座ったのか不思議なほどの詰まりっぷり。
これは倒せません……(汗)はむにだって人情があります。そんな酷い事出来ません。むしろ物理的に無理。
しかしはむの前の人は容赦無く倒してきます。。。エライ狭いです。すごい事になってます。
エコノミー以下の狭さ。まさに狭間の席です。
幸いはむこはちびっこなので場所は取りません。しかし狙い済ましたかのような席の割り振りです。
エールフランスあなどれません……!
とりあえずそんな事言っててもしょうがないので寝ましょう……

……

…………

………………
お母さん、お子さん泣いてますよ?
むしろ私が泣きたい……。後ろに赤サンが2人いるらしく、交互に泣くのです……
まぁ赤サンが泣く事に文句言う程頭悪くもないのです。
赤サンが泣くのは良しとして………………

おじいさん、ケンカをやめて〜♪(滝涙)
丁度ナナメ前に座ってるおじいさんがケンカ腰でどいてくれと言ってるんです。
どうやらトイレに行く模様。
でもご老体にこの旅は辛いでしょう。イライラしてしまうのは仕方ないのかもしれません。
回数が多いのもご老人です。仕方ないです。
でも後ろのおじさん、あなたが動くたびはむも揺れてしまうのです(汗)
トイレに行く時は正直大地震ですよ。
文句を言っても始まらないかぁ……なんか私も行きたくなってきたし。
1度トイレに立ってついでに伸びもします。首がガチガチに凝ってます。
頭って意外と重いんですな。首が辛くてしょうがないのですよ。首マクラ買っとくんだった……

そんなこんなではむが寝る間はありませんでした(汗)しかし意外でした。もっと静かなもんかと……(笑)
そろそろ無事にフランス到着です。またトイレに行きたくなって来ましたが、そろそろ静かにしてた方がいいでしょう。
でも着いたらまずトイレだ……!
まだこの時は知らなかったのです。この判断が後々のパニックの引き金になることを……

▲TOPへ

■天使なおじさま


エールフランスの搭乗手続きは後10分程で開始します。
しかしはむの心中は暗澹としています……
フランス的に所持金0。言葉も勝手も全く分からない海外でたった一人。
ひょっとして絶体絶命?
マジでへこみます……
そこへメールが。友人S氏からの心温まるメッセージ。
『はむちゃん、これから飛行機でしょ?あ、もちろん宛名書いて貨物便で送ってもらうんだよね?(笑)』

…………そうして貰えば良かった……(滝涙)

しかし後悔先に立たず。取敢えずたんたんには申し訳ないけどメールを打って迎えに来てもらおう……
にしてもさっきのババァお姉様ひどすぎるよな〜!たかが6分過ぎたくらいで無銭でフランスに行けだとぅ〜?
同じ立場だったらお前どうするよ?

……はっ!そうか!そういえば一言も『1フランも持ってない』って言ってない!
しかもカードとか普通持ってるって思うんじゃない???
相手だってサラリーマンではあっても人の子。こっちの事情さえ説明すれば締め後の金庫も開けてもらえるかも!
時刻は20:40。
果してまだ居るのか?いや、居るはずだ。頼むから居てぇーーーー!!!!
再び500mダッシュです。重い荷物を抱えつつ、まさに生死をかけたサバイバル。
無銭渡航か、至上の僥倖か!!!
祈る思いで呼び出しベルを押して出てきたのは中間管理職っぽいようなおじさま。
日頃のはむのあまりの運の悪さを神様も気にしてくれてたのか、さっきのババァお姉様ではない!
これはイケル!!!
「すみません、私一人でフランス行くんですけど両替し忘れて、日本円しか持ってなくてT/CもC/Cも持ってないんです!
両替して下さい!!!
相手がなにか言う前にひたすら押しまくりです。
「…………わかりました」
おじさんは勢いに負けたのか全力疾走後の私の形相が余程怖かったのか、かなり引きながらもOKしてくれました!
とりあえず1万円分のフランゲットォ!!!
ほほぅ〜フランスの通貨はカラフルなのね〜ちょっとコドモ銀行くさいぞ。
おじさまに感謝です!ありがとうおじさま!おじさまははむの恩人です!
きっとおじさまはいつもより帰宅が30分は遅れた事でしょう……(奥さん、怒らないでね><)

▲TOPへ

■空港ハプニング


仕事を終えたはむは軽く食事を終えた後成田エクスプレスで成田空港へ。
気分はもう華の都パリ……w
19:33 成田空港へ到着したはむはドキドキしながら出国審査をパスし、
空港のトイレで機内用に荷を作りなおししてました。
レンヌまでの一人旅。不安もあるけどたんたんが準備してくれたあらゆる方策に内心安心もしていました。
初海外かぁ……ちゃんと予習しといた方がいいかな?
言葉が通じないんだから改札とか、切符売り場とかも結構違うかも……ん?
か……海外!!!
そう、海外。日本でフランが使えないようにフランスで円は使えないのです。
……両替、忘れた…………

このままでは無一文渡航です。無銭で海外!スリル有り過ぎです……
いや、諦めるのはまだ早い。
恐ろしい想像を打ちきってトイレを凄い勢いで飛び出します。
逆はあってもこういうシュチュエーションは滅多に無いのでしょう。
おばちゃんとおじちゃんが振りかえります。でもそんなものに構ってられません。
両替カウンターがある筈……!!!
案内板を確認しながら荷物抱えて超ダッシュ。
第1ターミナルを軽く500m位走り抜け、辿りついた両替所。そこには無情な張り紙が……
『営業時間 8:30〜20:00』
時刻は20:06。
ぐっはぁ!!!(血反吐)しかしここで諦めるわけには行かないのです!!!
なぜならはむはトラベラーズチェック(T/C)もクレジットカード(C/C)も持っていないのです。
呼び出しベルを押して出てきたのはやり手な感じのお姉様。
「申し訳ありませんが、営業時間終了後のお取り扱いは致しておりません。」
NOーーーーーーーーー!!!

はむこ、無銭渡航決定?

▲TOPへ